【 愛知三河 碧南市妙進寺 四世代 寒壱百日 水行】

 「碧南の妙進寺さんで、子供が壱百日の水行をしている」との情報を聞きつけた三河宗務所は碧南市・妙進寺へと取材に向かいました。

 

碧南市妙進寺(伊藤智淳住職)は、毎年11月1日から2月10日までの壱百日、境内の水行場を一般に解放しています。そして、水行壱百日ごとに賞状を授与。千日水行を終えた方は、法華経を書写し巻物をしたためます。そして亡くなった時、自分で書写した経巻を棺に入れて頂けます。また、千日水行満願の御礼として御供物を御宝前にお供えします。

 

そんな中、平成二十七年度水行弐百日目を行っている、榊原君(小学4年生)に話を伺いました。

榊原家は怜音君の曽祖母にあたる咲子さんの代から水行を行っているそうです。怜音君が初めて水行に触れたのは3歳頃。両親がかぶる時、身体に少しずつ水を流してもらっていました。

本格的に水行に取り組んだのは、昨年の小学3年生の時。なんでも怜音君のお父さんは小学5年生から水行を始めており、結婚を機にお母さんも一緒に水行を始めました。

毎年お寺から賞状を頂いてくるお父さん、そして家族の水行する姿を見て育った怜音君は自ら「千日水行」を志したといいます。

 水行を始めてから、風邪をひきにくくなり、日常の中で辛く大変な時は、水行の辛さを思い出して糧にしたりと、身体も心も丈夫になったといいます。

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 ここで通信員(28歳)は意を決して君(小学4年生)に聞いてみました。

通:「寒かったり身体が疲れている時、今日は水行やめとこうかなって思うことはありますか?」

君:「ありません。今までかぶった分が意味なくなっちゃうから。」

 

とても立派なお返事を頂き、こんな質問をした自分が恥ずかしい限りでございます。。。

また、怜音君には二人の妹がおり、長女(年長児)も「早く水をかぶりたい」と言っていました。

 父・母・息子の三人で声を出し、勢いよく水をかぶった後は、家族で榊原家のお墓に手を合わせお経お題目を唱えます。

 

  伊藤住職は「四世代にわたり、水行を続けている家族。若い方が夏場に滝行や水行を行うことはあるが、寒壱百日水行を志す若者は特に少ない。これからが非常に楽しみであり、頑張ってほしい。」と語っていました。

(内野智翔通信員)