「立ち枯れた松に昇龍刻む」

   

 西尾市の天然記念物「吉良の五本松」で知られる同市吉良町の円融寺(河合海延住職)で、9月17日から立ち枯れした松にチェーンソーで昇龍を彫刻する高さ6,3㍍のモニュメント制作が行われました。

 境内にあった天然記念物とは別の松が8月下旬から一気に枯れたため、同寺の護寺会長の星野節夫さんがアート作品として残してもらおうと、同市文化振興課を通じてチェーンソーアーティストの阿知波さんに打診。山号が「龍光山」であることなど同寺は竜とゆかりが深いことから、竜の彫刻を依頼。松の竜は9月22日の同寺の彼岸法要でお披露目がされ、多くの参拝客で賑わいました。

 河合住職は「当寺には赤穂浪士の討ち入りで吉良公を守りながら奮戦した清水一学の墓、天然記念物の五本松や大ナギがあるが、また一つ名物が増えて喜ばしい」、星野会長は「円融寺のシンボルとして長く保存したい」と話していました。

(内藤潮城 通信員)