石橋湛山・元首相が我が父に宛てた手紙

愛知三河長満寺檀信徒・渡邉忠夫氏が立正大学に寄贈の意を伝える

 幸田町長満寺(内藤潮耀住職)檀信徒である渡邉忠夫氏(八十歳)宅に二月二十六日、立正大学の寺尾英智氏(仏教学部教授)、早川誠氏(法学部教授)、小畑文誠氏(総務部総務課課長)、榎本満江氏(総務部総務課)の四名が訪れた。   

 忠夫氏の父親は長満寺第四十一世、後に大本山京都本圀寺第五十一世に就いた渡邉日雄上人である。石橋湛山氏と日雄上人は親交があり、湛山氏が日雄上人に宛てた手紙が渡邉家の家宝として受け継がれてきた。しかし忠夫氏には跡取りがおらず、手紙の散逸を懸念していた。そこで内藤住職に長満寺での保管をお願いしたところ、湛山氏が学長を務めた立正大学にお願いしてみてはどうかという住職からの提案があり、今回の訪問が実現した。忠夫氏の話を聞きながら教授方は、湛山氏の日記を単行本にした「石橋湛山日記」を精読。そのわずか一行に「渡邉日雄上人御遷化の報あり」という文が見つかり、それを知った忠夫氏は「気にかけて下さっていて、本当にありがとうございます」と目に涙を浮かべ合掌をしていた。今回は手紙の検分のみに終わったが、今後段階を踏んで立正大学に正式に寄贈される予定。                

(内藤潮城通信員)